4月のつぶやき。

 昨年12月21日を無事乗り切った地球は、4ケ月後どうなったでしょうか。北極のポールは本来あるべき位置から100km程離れています。地球環境の汚染度はますます厳しくなっている、ということでしょうか。
 国際的には欧州の債務危機、米国の財政の崖、キプロス問題、北朝鮮のミサイル発射問題、とうとう表に出た支那債務危機、そしてボストンマラソンのテロ等々。これらは大きな問題を列挙しただけで、実は支那の国内問題を挙げただけでも相当な見出しが躍るはずです。そしてこれらの根底には、国際金融が動かず凍りついていることが主な原因として挙げられます。その影響で勿論日本でも資金は動かず、例えば不動産の大口取引など話題にもなっていない程だと思います。

 このまま円安が進んで1ドル110円になったら、そして金の価格が暴落していったら、まず北朝鮮も南も息の根が止まります。南は組閣も出来ずに呑気に対応をしていますが、北はその危機感から「核とミサイル」を脅しの道具に使って、生き残りに必死です(南の頓馬振りばかりが目につきますな)。そして支那も崩壊が早まること必至です。共産党創業者300ファミリー以外の長老達は「孫文が60年は共産党に政権を委ねよと言ったが丁度60年。もう限界だな」等と呟きながら、ポスト共産党政権をどうするか、今頃鳩首会談をしているはずです。習近平が60年間続いた共産党政権の葬儀委員長になる日は刻々と近づいています。

 米国は国ではない。国だと思うから米国に対する認識を我々は誤ってしまうのです。巨大な商社だと思えば納得がいくのではないでしょうか(さしずめオバマは営業本部長です)。支那ジニ係数が0.64などと言われていますが、実は米国も似たような構造を持っていることは周知の事実です。例えばTPPなど各国が入ろうが、米国市民がその恩恵に被る等とは想像ができないことです。コングロマリットの一部の経営者が恩恵を被るに過ぎない。世界レベルで健全な肉体を遺伝子組み換え食品で不健康にし、一方のコングロマリットの薬で膨大な利益を上げる。この利益収奪サイクル構造がTPPな訳で、今までにもやってきたことなのです。日本がTPPに参加しようがしまいが、人間の命を弄びそれで利益を上げる存在など消滅させるべき存在です。日本が力をつけたら捻りつぶす存在だと宣言しておきます。

 ミャンマーのスーチー女史が訪日中ですが、実は500億円の円借款のお礼に来た訳ではないのです。ミャンマー復興のために、日本から出した金額はそんなものではありません。親日国家ミャンマー国です。政治家の懐になど入れずに、ミャンマーのために正当に使ってくれることを期待したいです。プーチンも日本にすり寄って来ています。石油を巡って支那が大分焦っていますが、決済に不安のある支那プーチンは相手にしていないのです。エネルギーの売上に頼っていかざるを得ないロシアにとって、今後のロシア発展の鍵を握っているのは日本なのです。安倍よ、結論をあせる必要はないと思います。

 今年も上半期の半ばが過ぎました。ここ2ケ月が大事です。各国のトップが何とか国際金融が動くように調整調整の毎日が土日も無しに続いています。各国の利害を越えて調整がなされた暁には、各国がバランスの取れた(金融工学に頼らない)金融政策を実行するはずです。それまで自分がこの国に何で貢献できるか、を腰を据えてじっくり考えることにしましょうよ。