今日も寒い日でしたが。

 今日は娘の誕生日です。と言っても昭和57年生まれです。生まれる前日は、当時アラビア石油のカフジに赴任していた同期の人間が筆者の家に来て飲んでいて、イスラム国家の有り様が珍しく、炬燵に入りながら現地の話で盛り上がっていました。腹が捩れる程笑った翌朝4時頃、突然産まれそうになったのです。

 行徳にあった家のそばに借りていた駐車場に向かい、早速車のエンジンをかけました。見ると、窓ガラスが埃で汚れていたので、ウオッシャー液をかけてきれいにしようとしました。すると、窓ガラスについた瞬間に液が凍ってしまったのです。ガリガリになった氷は簡単にはガラスから剥がすことが出来ず、沸かしたお湯をかけて、やっと車を出すことが出来ました。僅か30年近く前の日本は、かように寒かったのです。

 今日も寒い日でした。しかし、地球温暖化のせいか、やはり昔程の寒さを感じることはなくなりました。最近の冬は、手袋なしで自転車に乗っても平気な寒さです。女性も、厚いコートの中は薄着だったりします。そんな冬を越せば、日本ではやっぱり「春」が訪れるのです。

 今年は3月11日の東日本大震災があったりして、日本にとっては大変な年でした。特に4月は大震災後のことで、お花見をする等の余裕はありませんでした。そして今年は、筆者にとっても、大事な父を亡くすなど悲しい時間を過ごした年でした。来年は筆者にとっても、日本にとっても、心から素直に桜を愛でる「春」が来ることを願いたいものです。