3月のつぶやき。

 今朝の8時半からの文化放送「くにまるジャパン」の担当は佐藤優氏でした。約1時間の出演時間の中で、NODA内閣の外交面については評価できるようになってきた、と仰っていました。ひとつは、イランへの日本の対応による米国側の変化とそれの見返りによる日本側への配慮(沖縄問題、TPPなど)があることを指摘していました。もう1つはロシアへの対応でした。そのきっかけは、NODAの平時の対応から緊急事態の対応への変化にある、と喝破していました。

 佐藤氏は、普天間飛行場沖縄県外移転の可能性を匂わせていました。筆者は、この意見には異議を唱える立場です。何故なら辺野古地区への移転は、軍事戦略上最適の移転地であると認識されるからです。そのひとつ、辺野古の海は深くその岸壁には戦艦、潜水艦も錨を下ろすことが可能で、空海一体の強力な基地が誕生する可能性があるからです。恐らく想像ですが、このプランはポスト仲井眞知事で実現される事案ではないでしょうか。

 ロシアとの懸念事項である北方領土問題については、プーチンが盛んに動いています。○円(○の数が問題なのです)で日本に返還する、との具体的な提案がなされている現状です。ここは鈴木宗男氏の知恵を大いに活用すべきである、と考えます。(○円の話は今はまだ鈴木氏にも知らされていない話でしょうが、いずれ分かることでしょう。)

 バチカンを含んだ欧州の金融危機をはじめ、世界の経済危機を安定化するための手は打たれ始めています。3月中にはその処理にも目処がつき、新たな世界秩序が4月からスタートする予定です。我々下々のレベルにまで影響が及ぶのはもっと先になるとは思いますが、希望の光は見える位置にあります。昨年起きた苦難を乗り越え、日本人が楽しみにしている満開の桜を迎えるのはもう直ぐです。